鼻からの胃カメラ

胃内視鏡を受けられる皆様へ

① 従来の経口胃内視鏡

うがいによる咽麻酔をして経口的に、径9mmサイズの内視鏡を挿入いたします。舌根反射がありしばらくの間違和感の強い場合があります。操作性に優れ、一般的に画像が鮮明で観察もしやすく、検査時間も短いとされています。
またポリープ切除術は経口内視鏡でしか施行できません。以前から経口胃内視鏡でも苦にならない方にはお勧めだと思います。
② 経鼻胃内視鏡

まず鼻粘膜からの出血を予防するための薬を点鼻し、その後麻酔剤を点鼻します。さらに麻酔剤を付着させた経4mmくらいのカテーテルを鼻腔に挿入し、内視鏡が挿入可能か確認するとともに、鼻粘膜の麻酔を確実に行います。
利点としては舌根反射が少なく、初めて胃内視鏡検査を受けられた方の35%の方が楽であったと答えられており、胃内視鏡検査を経験された方の60%の方が、やはり楽であったと答えられています。
欠点としては鼻出血が数%に起こること(コントロールは可能です)、鼻腔が狭い方は検査が困難であること、視野がやや狭いので観察に少し時間がかかることなどが上げられております。しかしスクリーニング検査には適しているとされています。

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